2015年3月31日火曜日

発表会を終えて…おまけ動画 バーデン・ジャズ組曲「シンプリシタス」

西地区公民館での発表会を終えて、次なる目標に向かって練習に励みます。

<反省点>
☆バーデンジャズ組曲シンプリシタス
軽いタッチで美しい音を出そうとして、弦を軽くなでる感じで弾き始めたが、逆に弦に指が当たってない箇所がいくつかあった。ボサノヴァテンポに変わってからは何とかうまくいったが、油断してタッチが強すぎる箇所もあった。

☆グランソロ
速弾き部分では力が入りすぎて逆に音が潰れる箇所があった。音の強弱はうまくいったが、後半はあまりにのめり込み過ぎてガチャ音が目立った。フォルテシシシシモ!!

急遽、ポンセのエストレリータを弾いた。練習していない割には自分らしい演奏で満足出来た。

<次回の課題>
①もう少しタッチを滑らかに、かつ確実に演奏する。
②姿勢を良くする。
③クロマチックスケールを毎日練習する。(いつもの課題)
④バロックとポンセの練習(バレット、プレリュードなど)

おまけ動画 バーデン・ジャズ組曲より「シンプリシタス」~ジリ・ジルマル
※部屋で適当に弾いたのですが、何故か雰囲気出すぎ!!
使用楽器:本郷幹雄 1983年 No.20

2015年3月24日火曜日

ギター大好き展に行きました。

久しぶりに長崎市へと足を運びました。ギター大好き展では、色々な銘器が展示しており、ロベール・ブーシェ、ホセ・ルイス・ロマニリョス、イグナシオ・フレタ・エ・イーホス、ヘルマン・ハウザー2世など、化け物級の銘器が並んでいました。ブーシェとロマニリョスの音質の違いなどを演奏付きで説明を聞きました。生音で比較すると全く別物ですね!CDや動画でしか聞いたことが無かったからラッキーでした。ブーシェは音量がありつつもひとつひとつの音に芯があり、空気中で音にドライブがかかった感じで迫力がありました。ロマニリョスは、上品で、音の立ち上がりにスピードがありクラシカルながらもスペイン的切れ味を持った楽器でした。

今回、私が目的としたものは、それらではなく、前々から気になっていた「アントニオ・マリン・モンテロ」です。私が知る情報では、年代によって音質が異なる、いわゆる当たり外れが多い楽器だと聞いたことがありました。というのも、モンテロが影響されたブーシェに出会う前と、ブーシェにアドバイスを受けて製作してからの作品、ブーシェモデル、オリジナルモデル、プラスエロが関わっているのか否か??謎だらけのギターなのです。これは直接弾いて確かめなければと思い、試奏させてもらいました。まず、プロのギタリストにブーシェと弾き比べてもらい、音の違いを理解した上でいざ試奏!!すごく弾きやすい楽器でした!新品、スペシャル、ブーシェモデル、250万円!!特徴はジャンルを選ばないスタンダード万能タイプ。音量がかなり出ました。誰でも弾けそうな感じの、肩に力が入らない感じの…。お金を出して音を買う感じの…。苦労しなくて良い感じの…。

癖のある、マニアックな、謎の負のエネルギーを持った、私にしか解らない世界の、うそ臭いのが実は本物の「アントニオ・マリン・モンテロ」に出会えるのを楽しみに待とうと思います。

「湿った音だねー、グラナダ派!!」と言ってみたい。


2015年3月19日木曜日

発表会に向けて…楽器、爪など。

3月29日(日)に発表会があるので、楽器の調整や弦張替え、曲練習、爪の手入れなどを行っています。季節は春を迎え、ギターも弦高調整が必要な時期になりました。というのも、暖かくなれば古いギターは、ネックが逆反りしがちになり、太い弦がビリつく傾向にあります。逆に寒い時期は順反りし、弦高が上がるのでフレットが押さえにくくなります。今回は、ナット&サドルの底にビニールテープを貼ってほんの少し底上げしてビリつきを抑えました。オクターブ調整は問題無しでした。そしていつものサバレスニュークリスタル弦を張って楽器は準備完了です。セームクロスで拭き上げました。

<発表会で使用する楽器>
☆本郷幹雄 1983年 No.20 640mm☆
トップ:スプルース
サイド&バック:ローズウッド(多分、インド)
塗装:カシュー
特徴:スケールが小さい割に芯の太い音。音量バランスも良好。クラシカル系。

<爪の手入れ>
私の奏法は、気分や曲によって「爪弾き」「指頭弾き」に使い分けています。今回の発表会では「バーデンジャズ組曲シンプリシタス」「グランソロ」を演奏するので、指頭弾きを選びました。とはいえ、音量も欲しいので、少しだけ爪は残しておきました。指先と爪の高さが同じになる形で、ジャンル問わずプレイできる万能爪です。エレキで弾く時もこのスタイルです。ちなみに私は、エレキのスチール弦でトレモロが出来る最強プレイヤーです。(しかもアルハンブラをcap2でブルースドライバー&リバーブ)





2015年3月18日水曜日

<LESSON4>

中弦へと進んでいく様は、ギターらしさを感じさせる。

<LESSON4>
4/2→i(2)→E(ミ)
4/3→m(3)→F(ファ)
4/4→i(4)→F♯(ファ♯)
3/0→m(0)→G(ソ)

LESSON3の続きですが、注意する点は4/4の小指から3/0へと移る際、必ずmで弾くことを忘れないようにしましょう。そして4弦、3弦は弦の太さに差があります。3弦の方が太いし、ナイロン弦です。太さは6弦の次に太いのです。3弦は強く弾くと飛び出たような音の差が出来てしまうので、他の弦と音量が同じぐらいになるように弾く練習もしましょう。

<LESSON3&4>
5/3→i(3)→C(ド)
5/4→m(4)→C♯(ド♯)
4/0→i(0)→D(レ)
4/1→m(1)→D♯(レ♯)
4/2→i(2)→E(ミ)
4/3→m(3)→F(ファ)
4/4→i(4)→F♯(ファ♯)
3/0→m(0)→G(ソ)

低音のクロマチックから中音のクロマチックに移り変わる重要な部分がLESSON3&4です。
スムーズな指運びが出来るようになる為には、この8音は要練習です。そして、初級のクラシックギター曲では、この辺の音階が多いです。

2015年3月12日木曜日

<LESSON3>

では、続きです。

<LESSON3>
5/3→i(3)→C(ド)
5/4→m(4)→C♯(ド♯)
4/0→i(0)→D(レ)
4/1→m(1)→D♯(レ♯)

意外と難しいLESSON3です。5/3→C(ド)がスタートになるので、メジャースケールの基点と混同しやすいので注意が必要です。メジャースケールを練習したことのある方は、間違えて5/3から4/0へとジャンプしそうになります。そして、5弦から4弦に変わる時のm.iも慎重に!!

2015年3月8日日曜日

2015年3月のレッスン予定日&演奏活動日

3月のレッスン予定日です。

<予約済み>
3月1日(日)12時50分~14時15分

3月2日(月)19時30分~20時30分
3月2日(月)21時00分~22時00分

3月4日(水)20時30分~21時30分

3月15日(日)12時50分~14時15分
3月15日(日)15時00分~16時00分

3月18日(水)21時00分~22時00分

3月22日(日)10時00分~11時15分

3月25日(水)21時00分~22時00分

<空き、未定日>
3月11日(水)20時30分~22時00分

3月15日(日)10時00分~12時00分

3月21日(土)12時50分~16時00分

<演奏活動日>
3月29日(日)13時30~16時30分
佐世保、西地区公民館にてギター教室発表会に、腕試しで演奏参加。
演奏予定曲:バーデン・ジャズ組曲「シンプリシタス」、グランソロ(F.sor)

第6回 ギター大好き展 記念コンサートというギターの展示会が長崎の「音楽小屋」であるそうなので、久しぶりにギターを見に行ってきます。20日(金)~22日(日)の10時半から夕方まで開いてるみたいです。舶来ギターを試奏出来たらなぁーと思っています。

2015年3月5日木曜日

<LESSON2>

LESSON1では、6/0から6/3まで解説しました。では、続きです。

<LESSON2>
6/4→i(4)
5/0→m(0)
5/1→i(1)
5/2→m(2)

<LESSON1&2>
6/0→i(0)→E(ミ)
6/1→m(1)→F(ファ)
6/2→i(2)→F♯(ファ♯)
6/3→m(3)→G(ソ)
6/4→i(4)→G♯(ソ♯)
5/0→m(0)→A(ラ)
5/1→i(1)→B♭(シ♭)
5/2→m(2)→B(シ)
※現段階では覚えやすいようによく使う音階表記にしておきます。

<解説>
LESSON2では、左小指(4)からスタートしています。左小指は、他の押指と比べてフレットを押さえる面積が小さい為、音が切れたりビリついたり鳴らなかったりと、何かと障害の多い指です。なので、押さえるコツは前回LESSON1での画像で説明した通り、フレットのキワを押さえます。そして最初の練習で肝心なのは、LESSON1とLESSON2を分けて弾くことです。基本、今回のクロマチックスケールでは、4音ずつ分けて弾くことに意味があるのです。完璧に弾けるようになれば、8音分けをします。

LESSON2の集中ポイントは、6/4から5/0へと弾く弦が変わる瞬間です。ポジションが横に移動する際、左手の動きに惑わされて、右指i.mが逆になったり、弾き損ねたりと散々な結果となりがちです。まずはゆっくり弾いて指確認を行って下さい。

LESSON1&2の略表を見て気づいたと思いますが、フレット番号と左指番号が同じになっています。私の推奨するクロマチックスケールでは開放弦が混ざる中に合理的要素が含まれているのです。

覚えている限りでは、エレキギター教本の最初のスケールで紹介されていたのを参考にしています。ただ、エレキギターでクロマチックスケールをされている方々は、開放弦ナシのパターンが多いみたいです。自分の感覚的には、ピック弾きのダウンピッキングが人差し指iで、アップピッキングが中指mといった感じです。

そして、ついでにLESSON1&2の音階も覚えましょう!!

2015年3月4日水曜日

<LESSON1>

クラシックギターでは、左指の略番号と右指の略記号があります。

<左指の略番号>
人差し指→1
中指→2
薬指→3
小指→4
※親指はネックの支点で使用、開放弦→0

<右指の略記号>
親指→p
人差し指→i
中指→m
薬指→a
※小指はらラスゲアードで使用

フレット表記の略TAB
<例えば…>
5弦の3フレット→5/3
6弦の開放弦→6/0
1弦の7フレット→1/7
といった形で、私は独特な表記(略TAB譜)を使用しています。
この表記での利点は、5線譜の楽譜を解読する際、注意箇所や覚えにくい、弾き難い場所にメモする感覚で音符の上に直接、略TAB譜を書くことで、ポジションを思い出せるようになります。
クロマチックスケールを初めてする方や、ギター初心者にはピッタリの表記だと思います。

早速、クロマチックスケールの分解、解説に移りますが、始めは6弦からスタートしましょう。

<LESSON1>
6/0→i(0)開放弦
6/1→m(1)カッコ内数字は左指番号
6/2→i(2)
6/3→m(3)

<解説>
右指は必ず、i.m.i.mと交互になるように弾きます。弾く際は指の第3関節から曲げる形で、手首の角度は60度以上90度未満。右手を構え、右手角度を付けて、ギター表面からの三角形は、丁度、拳が入るぐらいです。右手を構えたら、左拳を三角形スペースに入れてみて確認してみてください。

左指はフレットのキワを押さえ、指板に対して指が平行になるようにすれば、綺麗な音が出ます。
6/1はフレット上の弦を押さえてからmで弾きます。そして順に上記の通りに弾きます。